ガンの群れの中のカリガネ
2023/12/27 (Wed)
昨日、かねてより情報を頂いていたカリガネの撮影に出かけて来ました。情報では何羽かのガンの群れの中に1羽いると云う事でした。まずは広い現地が見渡せる堤防の上の道路をゆっくりと走って見ました。すると直ぐに農道の中で休んでる群れを発見しました。右上のピンクの嘴がカリガネです。
そんな群れの行動を見ていると、やはり、どの個体かが顔を上げて周りを観察しているんですね。初めは一番体が大きいオオヒシクイのある1羽が絶えず顔を上げているので、その1羽がリーダーの様に見えました。なにせ群れの中で一番体が小さいカリガネが背伸びしても見張りの役には立たないですよね。
そして僕が観察している間ではこの子だけがノビをしていました。
こんな時は、仲間の様子を見ているんでしょうか?
今度は僕の方が何が起きたのか分かりませんでしたが、みんなが一斉に小走りになった時です。
この時はみんなと同じ様に一生懸命草を食んでいましたが、ふと顔を上げた時の一瞬です。
この子は周りのガンが動いても、何時も少し遅れ気味です。
その後、全体が少し近づいてくれたので、群れはヒシクイ(もしくはオオヒシクイ)が6羽、マガンが4羽でカリガネが1羽の混軍だと分かりました。でも、農道を走っていた車が近づいたので群れは飛び立ち、かなり遠方まで飛んだようでしたが決局、地区を一周して戻って来ました。ここからの画像は僕も農道を凄く慎重に近づいて車の中から撮影した画像です。
堤防の道路は見渡しがききますがこれ以上近寄る事は出来ません。しばらく上から眺めていると、遠くの農道を走る車が少し近づくとカリガネ以外はゆっくりと移動を始めました。でもカリガネだけはのんびりとしていました。