ブルネイ その2 水上都市カンポンアイール
2009年5月5日
涼しげな風景でしょう?
この時は、すでに夕方でした。
でも、日中は気温35度以上はありました。年中真夏です。

数年前、かなり大きな火災があったそうです。
その直後、スルタンと政府は、陸上に一戸建て住宅を何棟も建てて、
水上生活者に、出来るだけ早く移住するように勧めたそうです。
もちろん無償で、ですよ。
でも、ほとんどの人達が移住しないで、昔のままの生活を続けているそうです。

理由は、川の上の方が陸上より涼しいからだと私はその時思いました。
でも、本当の理由は「蚊」でした。
この水上の町はブルネイ川の河口に在ります。
いわゆる汽水域なのです。
ここでは、マラリヤを媒介する「蚊」が発生しないのだそうです。

で、彼らは、陸上の町側の岸辺に自家用車をずらりと止めて
川をボートで横断しながら生活しているそうです。
「ところ変われば品変わる」ですね!
ホーム
次ページ
町の中は、このようなウッドデッキ(今風に云うなら)の通路が
張り巡らせてあるそうです。
ボートから直接入られる住宅もありました。
ここは、乗り合いボートの発着場ですね。
バス乗り場と同じ状態です。
町の人達は、こんなボートで行き交いしていました。
これは、間違いなくイスラム教のモスクです。
りっぱな4本のミナレットとドーム屋根があるから、はっきりと分かります。
写真に撮り忘れたけど、学校やマーケットも当然ありました。
ボートを持っていない住人(特に女性)や観光客は、
この写真の様な屋根付きの乗り合いボートを利用して川を横断します。
首都バンダルスリブガワンの人口は5万人です。
その内、3万人がブルネイ川で水上生活をしています。
水上の町は、川の対岸側にあります。
後ろには、熱帯雨林のジャングルが広がっています。
水上の町には、車が走る道路以外はなんでもあるそうです。
もちろん、電気、水道、ガスは、ちゃんと引かれていました。
驚くことに、下水道管も配管されていました。
ただ、どこで処理されているのかは、聞き損ねてしまいました。

これはイスラム教のモスクだと思います?
もしかしたら、病院だったかも?
トップ