01 小笠原諸島の硫黄島近海
’15,12,12
または目線より下を飛んでくれる個体もいました。
20数羽のカツオドリの群れが船と同じ速度で飛びながらトビウオが飛び出るのを待っているものだから、飛び出てきたトビウオはほぼ全てカツオドリに空中でキャッチされていました。そしてキャッチしたカツオドリは海面に着水してトビウオを飲み込みます。その間に船は進みますからカツオドリは船の後ろに置いてけぼりになりますが、トビウオを飲み込むと、すかさず追いついて船首の群れに合流していました。
約5万tの客船なので船首のデッキで撮影していると海面から20m位の目の高さを飛んでくれる個体もいました。
今日はその1回目です。
横浜港を出港してニュージーランドまで、どんどん南下して行くのですが最初に出会ったのはカツオドリの群れです。
夕方に船は出港しましたが次の日は部屋の中の荷物の片づけで1日がつぶれました。翌日、「硫黄島が見えて来ました」と云う船内放送で船首のデッキに出てみると初めて見るカツオドリが20羽以上の群れで船と並走していました。
始めは気が付きませんでしたが、ほぼ同じ大きさのアカアシカツオドリも混じっていました。 この鳥たちは非常に要領が良くて、船首の周りを低空飛行しながら船が進むに連れて飛び出してくるトビウオをキャッチしていました。