上と同じ仲間の海鳥ですが、何科に属するのかも見当が付きません。お判りの方がおられましたならご教示お願いいたします。
23 チリ氷河の湾の内部
この海鳥の群れも、さっぱり分かりません。
特筆すべきはこの「キョクアジサシ」だと思われるアジサシです。20羽ぐらいの群れが遠くを飛んでいるのは気が付いていましたが、目の前に流氷に乗ったオタリアが船の近くに流れて来ていたので、そのオタリアにカメラを向けていると、急にこのアジサシが現れ、すごい速さで遠ざかって行きました。
2016年1月18日
こちらは、かなり遠くの流氷上で休んでいたアジサシの仲間です。余りにも距離があるので同定は無理だと思います。
飛鳥Uはチリ西岸の南部にあるチリ氷河群で一番大きなピオ11世氷河がある湾の最深部まで航行し、その日はそこで一泊しました。氷河の最先端の氷壁(約100m)が海に崩れ落ちるのを期待しましたが飛鳥Uが滞在中は小規模な落下しか見ることが出来ませんでした。
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「キョクアジサシ」の存在は、もちろん日本に帰ってから知りましたが、一年で北極と南極を往復しているとの事です。南米大陸南部のパタゴニアに属するチリ氷河地帯は、そのルートに入っているので、このアジサシは「キョクアジサシ」である可能性はあります。あって欲しいと思っています。
また「マユグロアホウドリ」も、まだらではありましたが船の近くを飛んでくれることもありました。
それでも前々回紹介した海獣の様な海鳥「オオフルマカモメ」は単体でそこそこ生息していました。
湾の内側では海洋ほ乳類(オタリア等)は結構いましたが、海鳥は期待するほどいませんでした。