マゼラン海峡を通航している間は、次から次へと日本では見ることの出来ない海鳥を船に乗ってるだけで観察出来る楽しい時間でした。ただ欲を言えば、別種のアホウドリに出会いたかったものです。
24 マゼラン海峡
2016年1月19日
この画像を撮った夜に船室でフィールドガイドのイラストを見た時アシナガウミツバメだと確信しました。特に「長い足のみずかきは黄色」と云う記述に感動を覚えました。微かですがみずかきの黄色が確認出来ます。
仮の名前は当然「ウミツバメ」の予定でした。ところが私が船に携帯した「日本野鳥の会のフィールドガイド」に、このウミツバメはアシナガウミツバメとして載っていたのです。
かのマゼランは南アメリカ大陸と、その南端に位置するフエゴ島の間(マゼラン海峡)を東(大西洋側)から西(太平洋側)へと通過しましたが、太平洋側のチリ氷河エリアを通過した飛鳥Uは反対方向の西からマゼラン海峡に進入して東へと進みました。
最後に、この海鳥もマゼラン海峡内で撮影しましたが、あまりにも距離があったので同定は不可能です。 なんとなくトウゾクカモメの仲間の様な気がしますが?
一番近くにいたマユグロアホウドリですが、大きな網でもあれば捕まえられそうな程、のろまな飛び立ちでした。だからアホウドリと云う和名が付いたんですね。
次は既にお馴染さんになった感のあるマユグロアホウドリです。 この画像にもアシナガウミツバメが映っていました。
同定するには三つのポイントが有ります。「ズグロ」は「頭黒」で「ムナジロ」は胸白」です。あと一つは嘴の根元の上部に黄色い皮膚が露出していると、ネットで見つけたので、ズグロムナジロヒメウで間違いないと思います。黄色は微妙ですが?
マゼラン海峡に入って最初に気が付いたのは、このアシナガウミツバメです。
これほど不思議な嘴をしているとは? やっと、この画像で分かりました。
この2羽は船が横を通っても逃げようとしませんでした。ここに写っているのもアシナガウミツバメだと思いますが、もしかしたら別の海鳥かも知れませんが確かめ様もありません。
このアホウドリは船の進行方向と同じ方向に飛び上がってくれました。
オオフルマカモメにフォーカスしていたので、このズグロムナジロヒメウが近くを飛んでいるのに気付くのが遅れてしまいました。
しかし、船が近づくと、どうしても船と直角方向へ飛び立つので、この後は後ろ姿しか撮れませんでした。
前の画像はこの画像を大きくトリミングしたものですが、2羽のマユグロアホウドリを撮影していたら、後ろにアシナガウミツバメが映っていました。さらに、前方にはオタリアも映っていました。
次に現れたのはオオフルマカモメです。既にレアに感じなくなっていましたが、船が近づくまで、のんびりと海面に浮いていたので、やはり、シャッターを押しまくりました。