25 チリのプンタアレナス
2016年1月20日
こちらはセアカタイランチョウです。観光で行った「パタゴニア博物館」の敷地が広い芝生になっていたので、ツグミの仲間でもいないかと見学の列を外れて探して見ると、この子が見つかりました。
近くに夏羽のオスがいたので、直ぐイエスズメだと分かりました。以前ハワイでゴルフをした時、売店のテラス席でハンバーガーを食べていると、このイエスズメがテーブルの下の足元まで来て客が与えたパンくずを食べていましたから!
北日本の一部では、トウゾクカモメの仲間が時折観察される事がある様なので、この南極近海で観察されたオオトウゾクカモメは、現在は暫定的にナンキョクオオトウゾクカモメと云う和名が付いているそうです。
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船が護岸を離れて少し沖に出ると、又このオオフルマカモメが現れて近くを飛んでいました。
乗船して暫くすると面白い事が起きました。飛鳥Uを出港させる為にタグボートが2隻近づいて来ましたが、どうゆう訳だか少し離れた砂浜でたむろしていたミナミオオセグロカモメが一斉にタグボートの周りに集まりました。そしてタグボートが飛鳥Uを岸壁から引き離すためにプロペラを逆回転させると海中(多分海底の砂の中)から赤いエビが沢山浮いて来たのです。
観光が終わって港に帰ると港のコーナーに、このナンキョクムナジロヒメウがしきりに潜水を繰り返していました。
前回、飛鳥Uはマゼラン海峡に西から進入しましたが海峡の中程に位置するチリのプンタアレナスと云う都市に寄港しました。ここは南アメリカ大陸の最南端の都市です。下船して港の建物を出ると、直ぐに、このイエスズメのメスに出会いました。
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そして、とうとう現れました。ナンキョクオオトウゾクカモメです。
南米大陸の南部には、このオオフルマカモメがいたる所にいるようです。
僕には、どう見ても淡水にいるアメリカザリガニにしか見えませんが、海に住むエビが茹でてもいないのに、こんなに赤いのは初めて見ました。 しかしタグボートが近づいただけでミナミオオセグロカモメが集まったのにも驚きました。
前回紹介したズグロムナジロヒメウと非常に似ていますが、こちらのナンキョクムナジロヒメウはアイリングがメタリックブルーです。 もしかしたら間違ってるかも知れません。
タイランチョウの仲間は日本では馴染が有りませんが、このセアカタイランチョウはツグミの様にちょこちょこと地上を走って獲物を探していましたが、ツグミと違って土をほじくるのではなく、ひょいっと飛び上がって飛んでる虫を捕まえました。そして直ぐ着地してくれたので撮影出来ました。