この広い南極海でわざわざ船に近づいて来たのは、単なる好奇心では無くて、船が進行すると海水が乱されてオキアミや小魚が浮上してくるから、それらを捕食しに来たのでしょう? だから海面近くを飛んでいるのに残念ながら、僕はその事に気が付かずデッキに近づいて来る個体だけにピントを合わせるのに夢中で、捕食場面は撮影出来ませんでした。
28 南極海域のクルーズ(2)
2016年1月26日
夕食時刻になったので、部屋に帰ろうとしていたら、船の真上に50〜60羽の鳥の群れが現れました。通り過ぎるのかと思いきや、船の周りを旋回し始めました。
南極海域に到着した2日前の24日と昨日の25日は、南極では奇跡的と云える程の好天気に恵まれましたが、3日目の26日は少し曇り空でした。 しかし、風は穏やかで、1日の殆どを屋上デッキに出て南極の景色を楽しんでいました。でも、野鳥の数は少なくカメラをベンチに置いている時間が多かったのですが、なんとか、ナンキョクオオトウゾクカモメを撮影することが出来ました。
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でも、南極の白夜のおかげで、この美しい模様の鳥が撮影出来たので大満足でした。
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名前はマダラフルマカモメですがすが、ミズナギドリ科の仲間で南極大陸とその周辺の島々で繁殖するそうです。
この鳥は「盗賊」と云う名前が表しているように他の水鳥を襲って餌を奪い取る行動で知られているそうです。 そして、4種いるトウゾクカモメ属の中でも南極大陸でのみ繁殖する唯一の種だそうです。