お父さんは外で馬の世話をしていましたが、我々の訪問なので、仕事用の靴を履いたままです。弟さんや奥さん、子供は素足でした。日頃は、ゲルのなかでは、どちらで生活しているのか、聞きそびれてしまいました。
僕が気にしているのは、ゲルの廻りは動物の糞だらけだからです。踏まずに生活することは、絶対に不可能です。もちろん、一日経てば乾燥しているので、蹴飛ばしても、踏んづけてもどーと云うことはありませんけどね。
でも、ヤッパリ新しいのが、そこら中にあるわけですから?
旧ソビエト時代のトラックを所有していましたが、刈り取った羊毛を運ぶのに、どうしても必要だと云っていました。
右端が現地のガイドさん。真ん中で子牛を捕まえているのは、83歳で一人参加の女性です。
モンゴルの風景 その3
ブルド村からウランバートルへ帰る途中、アポ無しで突然、放牧民の家族のゲルを訪問しました。もちろん、現地ガイドさんがいるから出来る事ですが、訪問するゲルを決めたのは僕です。
「あそこに見える、あのゲルに行ってみましょう!」って感じでした。
本当に突然の外国人の訪問にもかかわらず、馬乳酒と何か別の飲み物とヤギのチーズを振る舞ってくれました。しかし、正直言って、グループの誰もが、飲み干すのは無理でした。
床には敷物がありますが、土足で訪問です。そして、グループの皆さんが腰かけているのは、ベッドです。
子供達の学校はどうなっているのか、これも聞きそびれてしまいました。いくら馬を使っても、通える距離に学校などありませんでした。
寄宿舎付きの学校が有るとは聞いていましたが?
女の子一人が写っていませんが、お婆ちゃんと、二人の息子とその家族、合計10人で、二つのゲルを使って生活していました。
9月には、山の麓に移動するそうです。
ゲルの中にはヒツジの肉が干してありました。
生々しくて「ちょっと、びっくりです」