2000年秋に、実家を増改築して、81歳になる母親と同居を始めた私達は、増改築費用の大幅なオーバー(建築士なのに情けない!)により、半年おき4回連続のヨーロッパ行きを諦めざるを得なくなってしまいました。
では、21世紀最初のゴールデンウィークを、何処も行かずに過ごすのか!そんなの耐えられない!っとばかりに、近場(要は費用の安い所)で行ける所は無いものかと、パンフレットを漁り始めると直ぐに、目に止まったのがミャンマー、カンボジアでした。
ビルマの竪琴
2001年4月29日〜5月5日
2カ国共まだ行っていない国だし、日程も希望通りだ。さらに費用もこれならOK!と云う事で、パンフレットを見た次の日には、旅行代理店に駆け込んでいました。
しかし、これがいけなかった。何が?って、暑さがです。後でガイドブックを読むと、4月、5月の1日の平均気温は30度をゆうに越える、と書いてあるではないか。乾季が終わって雨季に移って行くわけですが、その変わり目に“暑季”と言う季節があると云うわけです。ゴールデンウィークはその真っ最中だと云うことです。
知らなかった!日中は40度を越えると書いて有ります。うわ〜っ!大丈夫だろうか?と不安になっているところへ「なんてオッチョコチョイなのよ!」っとかみさんの追い討ちです。
でもでも、こんな事でへこんでいたら、「60カ国訪問」の夢は、夢のまた夢になっちゃいます。費用が安いから仕方がないんだ!と自分に言い聞かせて、4月29日の昼過ぎ、福岡空港から飛び立った私達でした。
アンコールワット