ラオスの穏やかな風
2002年1月2日
それは、昭和20年に、太平洋戦争が終結し、戦場となった南の国から、九死に一生を得て父が生還したその後の昭和22年に生まれた私としては、多くの日本人が東南アジアの土と化し、又、父も歩いたであろう南方の国々の大地に足を踏み入れる事は、私の生涯に渡っての務めではなかろうかと言う思いです。そして、太平洋戦争、第二次世界大戦と勉強していく内に、外国を訪れたいと言う思いは、東南アジアに留まらず、太平洋諸国を含め全世界に広がろうとしています。現在、私の訪問国は36カ国(2002年2月現在)になりましたが、1カ国、1カ国、訪れる国を増やしていく事で、現在の平和ボケだと云われる日本の中で、少しでも多く、刺激を受けながら地球村の住人である日本人として生活できるのではと云う思いで一杯になる復路の飛行機の中の私でした。
今回、私達はラオスを訪れましたが、8ヶ月前には、ミャンマーとカンボジアを訪れています。そして、3年前の1999年にはベトナムを訪問しました。さらに、それ以前に、タイ、マレーシア、シンガポール、インドネシア、フィリピンも行った事が有ります。と言う事で、ASEAN10(アセアン10)の内9カ国を訪問した事になり、残るはブルネイ1カ国になりました。もちろん、どの旅行も、ほんの一瞬の出来事で、一国を訪問したなどと言える程のものでは到底有りませんが、そのたった一瞬でもいいから訪れて見たいと云う、突き上げる様な感情が私の中に有ります。
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