02 カンムリカイツブリとイルカの群れ!
3日前(1月12日)、買い物のついでに下関商港を覗いてみると1羽のカンムリカイツブリが幾度となくダイビングを繰り返していました。 はじめは風が非常に冷たいので車の中から双眼鏡で見ていましたが、だんだん、こちらに近寄って来たので車から出て三脚を立て撮影を始めました。
しばらくイルカに振り回されていましたが、上の個体よりまともに撮れた画像は有りませんでした。
はっと、気が付くと今まで近くにいたイルカ達は皆、商港の出口、つまり関門海峡の本流に向かっていました。
この3枚の連続写真は本当に偶然です!
レンズは600mmのF4です。プラス1.4倍のエックステンダーが付いています。今日は朝から曇り空だったのでシャッター速度はカメラのプログラム任せです。つまりバカチョン状態でした。僕はただ慌ててカメラを振り回していたら運良く1頭のイルカがフレームの中に納まっていたのです。イルカの写真は全てノートリです。
ファインダーを覗いた時はイルカたちは既に100m以内に来ていました。商港は幅が約200m、奥行きが平均で400m位あります。その中でイルカが泳ぎ回っています。4〜5頭ではありません。10頭位います。僕は商港の一番奥の岸壁にカメラを据えています。そのカメラから50m以内に来るイルカもいました。僕はイルカのジャンプを撮ろうと焦りました。
そうこうしてる内にカンムリカイツブリは沖に向かっていましたが、向きを替えて又こちらに近づいて来ました。チャンス到来とすかさずシャッターを切りました。ほぼ、正面を向いてくれないと頭のハートが撮れないからです。
25年1月15日 掲載
この時イルカ達はカメラから300m位離れていると思います。何故距離が分かるか?と云いますと、商港の奥から海峡を見ると左側に第一突堤が在ますが、当日はその岸壁に海上保安庁の巡視船「しきしま」全長150mが停泊していたからです。
そして昨日(1月14日)出かけたついでにリベンジの積りで下関商港に寄り道しました。そうしたらカンムリカイツブリは商港の入口辺りにいました。距離は300m位あります。これじゃあ近づいて来るまで時間がかかるので今日も諦めて帰ろうとしたところ双眼鏡の中にイルカの尾びれが入って来ました。双眼鏡を外して肉眼で見るとイルカは4〜5頭はいました。今日は現場に着くと同時にカメラをセットしていたのでラッキーでした。
近くに来てくれたのはありがたいのですが、何度潜っても魚が獲れません。釣り人も商港のコーナーには5〜6人いましたが、投げ込む針の届きそうな処を移動していたので、少し心配しながら見ていましたが、釣り人もカンムリカイツブリも互いに、「われ関せず」と云ったふうでした。それにしても釣り人も釣れないし、カンムリカイツブリも獲れないし、そもそも、「その辺りには魚がいないのじゃないか?」と僕は思ってしまいました。
画像から頭数を数えると10頭います。
不思議なのは商港の中いる時はイルカの群れは皆バラバラで魚を追いかけている様に見えたのに出る時は横一線です。イルカのショウでもあるまいに横一線に並んで同時にジャンプなんかしませんよね?
掲載する写真が3枚だけだと寂しいので、もう1枚!この後、又向きを変えて結局、沖の方に行ってしまいました。
なので、この日(1月12日)は寂しく撤収しました。